一福茶屋

先代の『三千院そば』、2代目の『福そば』

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三千院の階段入り口角、横幅のあるスペースにずらりと並んだ土産物の数々には、昔ながらのおもちゃも多く、懐かしい風情につつまれる。『一福茶屋』にはそんな風情ある土産物屋が同居して、「提灯は先代がオリジナルで作ったものです」と、かもし出す情緒に思わず足が止まる。その左手に玄関を構えて、“名物”と親しまれるソバを中心に食事を提供するのが『一福茶屋』。

ここでは具材を厳選した同店独自のメニューが好評を博して、中でも『福そば』のシリーズは注文全体の8割にも及ぶという自慢の人気メニュー。「色々な考えや意見を持った人がいるけれど、最後は話が丸くおさまりますように、っていう意味を込めて里芋が入っているんです」と、思いの込められたおすすめのメニューには真心のエッスンスも。

半世紀以上にわたる家族の接客

うちは家族でやっていますから、家庭的なあたたかい雰囲気を」と心がける接客は、大原の風土と同じくして訪れる人を優しく包み込む。揃いの色柄の座布団を敷き詰めた座敷では、落ち着いて食事を楽しむ人々で賑わい、飲み物の品書きの中には同店オリジナルの『一福茶屋』と名づけられた京都の地酒もあり、訪れた人は甘党左党を問わず笑みがこぼれる。

開業から55年を経ても変わることなく受け継がれるのは旅人をあたたかくもてなす真心。川のせせらぎをBGMに名物を味わい隣のテーブルの旅人と語るも楽し。さて、あなたにはどんな福を与えてくれるのでしょう。
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