観音大祭百味供法要

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名称:観音大祭百味供法要(かんのんたいさい ひゃくみくほうよう)
場所:三千院
時期:10月

(詳しい日程に関しては三千院のホームページをご確認下さい)
http://www.sanzenin.or.jp

聖観世音菩薩は、人々に親しみをもって「観音さま」「観音さん」と呼ばれる慈悲の仏さまです。
「慈」は人々に喜び、楽しみ、幸せを与えること、「悲」は苦しみ、悲しみ悩む心を除いて下さることです。また、観音さまの「観」は「みる」という意味で、人々の心を見きわめられると同時に、その人が何を尋ねたいとの声も見とどける力をもっておられるという意です。そして「音」は世の中の音であり、人々の声なのです。すなわち「人々が救いを求める声、或いは喜びの声を」というように、あらゆる声を聞かれ、それらの音(声)を観音さまは漏らさずお聞きになって、お救いくださるのです。

『観音経』というお経は、人々の悩み、苦しみそして又、お願いごとをすべてお聞き下さるために観音さまが、色々なお姿に変化されて自由自在にこの世にお出ましになっているということを説かれているのです。皆様にもこのような観音さまのお心を、ご自身のお心の中に受けとめられて共に人々のために慈悲心をおこして精進いたしましょう。

百味供とは、仏さまに感謝を込めてお供えすることは、善行の功徳を積むことになります。『六種回向』というお経では「百味の肴膳をもって仏さまを恭敬し供養したてまつらん」と説かれておりますし、『観音経』というお経では「観音さまに形を尽くしてまで飲食を供養すれば、善男子・善女人の功徳は甚だ多し」と説かれています。

百味供の「百」は「いろいろのもの」「たくさん」という意味が込められております。
毎月18日は観音さまの御縁日ですが、特に、10月18日は三千院観音堂の建立記念日として午前11時より観音大祭百味供法要を行い、実りの秋にふさわしく「あらゆる」飯食(百味の穀物、野菜、果物、乾物)を観音さまの御宝前にお供えして、一年間を無事に過ごさせていただきました感謝のお礼と、来たる一年間の更なる幸福をお願いするのです。それによって観音さまは私たちの善行をお見届け下さいまして、心からの安らぎをお与え下さるのです。