勝林院

響の道

勝林院

【勝林院(しょうりんいん)Shourinin Temple】寂源法師が長和2年(1013)に開かれた日本音楽の源である天台声明(しょうみょう)発祥の寺である。本尊は「大原問答」の時手から光明を放ち法然が正しい証拠を示したとされる“証拠の阿弥陀”踏出阿弥陀如来、他にも十一面観音菩薩像、普賢菩薩像、法然上人御木像が祀られている。梵鐘(無銘)は藤原時代からのもので重要文化財になっている。

「大原問答」

文治2年(1186)に、浄土宗の祖・法然が浄土念仏に関する法論をなし、説法の証を示した。本堂ではボタンを押せば声明(しょうみょう)が流れるようになっており、自由に聞くことができる。

年に一度4月下旬「声明を聞く会」が魚山声明研究会により開催されている。(問合せ先 :実光院075-744-2537)

また、1月3日には天下泰平・国家安泰を祈願する声明法要である 「修正会(しゅしょうえ)」が勝林院村の宮座の若衆仲間が参加して行われる。

史跡概要

電話番号:075-744-2537(実光院)
拝観時間:9:00~16:00
ホームページ:http://www.jikkoin.com/index.php?data=./data/l9/
所在地:〒601-1241 京都市左京区大原勝林院町187