尾﨑石材

春の道

尾﨑石材の屋号で石材店を営んでいる尾﨑幸夫です。
大原で生まれ育ち、石材店を先代から引き継ぎ、この仕事について40年ほど経ち、京石燈籠や墓石全般と石工事等、石材一般を手掛けています。
その中でも京都で作られた石燈籠はノミと截頭(せっとう)を使った手仕事で作られています。

今の時代は石製品のほとんどが機械や電動工具で仕上げられ手仕事の出る幕は少なくなっています。手間はかかりますが、あえて手仕事を取り入れることにより石の温かみや落ち着いた味わいを出すことができる様な仕事を自然ゆたかなこの大原の地でしています。

このたび京都府石材業協同組合推薦により2022年11月、京都府知事より京都府伝統産業優秀技術者表彰を受彰いたしました。伝統産業優秀技術者として「京の名工」と呼ばれる方々への仲間入りいたしました。この名前に恥じないようしていきたいと思います。
また機会があれば「京の名工展」への出店もしていけたらと思っています。

石材店といっても職人の個人店で掘っ建て小屋みたいな作業場でやっています。
近くに来られたときは石燈籠やわらべ地蔵を少しは見ていただけますのでぜひお立ち寄りください。
また新たに制作も致します。

大原女石像

石材は四国の高山空港の近くの由良山から採れる由良石の凝灰岩です。赤(錆色)・白(灰色)の石があり、よく彫刻とかにも使われていた石です。現在は採掘されていません。
石像を作るにあたり、わらべ風に柔らかく素朴な感じが出るようにノミ仕上げで作りました。

大原女石像の一覧はこちら

その他の活動

大原野菜研究会会員(野菜づくりや里の駅大原への出荷もしています)
大原古文書研究会で勉強中(大原工房の上田氏より主に古文書から見る大原のことについて教えてもらっています)。今出川橋と大原女のことや大原にある石像美術品も載せていけたらと思います。

基本情報

名称:尾﨑石材(おざきせきざい)
電話番号:075-744-2624
所在地:〒601-1246 京都市左京区大原井出町98